ルールと審判

2019トレイル世界選手権

競技規則について

現在、国内では年間320以上のトレイルレースが開催されています。
しかし中央団体の不在のため、用語や規則などが統一されないがため混乱や公平性に疑問の声もある。
永続的にトレイルランを発展させていくためには共通のフォーマットの整備と、運営役員、審判の養成が必要とされています。
また事故防止やドーピングに関する啓発と選手強化も課題とされています。

各地で行われているレースはそれぞれ魅力的なコースと特色があり、競技性の高い大会と健康増進や地域振興色の高い大会もありこれらをすべて統一することは困難であり、また現実的ではありません。
しかしレース運営やスタッフ養成のノウハウや安全対策など普遍的な事項から検討を始めていく必要はあると思います。
また日本代表選手や役員の派遣など国内・国際的な相互交流を図ると共に、全国のトレイルレースのネットワークを築くことも急がれています。

一般財団法人日本トレイルランニング協会では競技者と主催者の利便性向上および競技の普及発展のため、標準的な競技規則を下記に定めます。

また2020年より公益財団法人日本陸上競技連盟とパートナーシップを結び、陸上競技の一つとしての位置付けの中で、私たちはこのスポーツを更なる高みへと目指していくことを求められています。

2013トレイルラニングレースレース競技規則(PDF)

トレイルレースとマウンテンレース(出典:公益財団法人日本陸上競技連盟)

障害者用ルール

平成23年8月に施行された「スポーツ基本法」においては、「スポーツは、障害者が自主的かつ積極的にスポーツを行うことができるよう、障害の種類及び程度に応じ必要な配慮をしつつ推進されなければならない。」とされています。

私達トレイルランニング界ではスポーツ基本法に基づき、年齢や性別、障がい等を問わず、広く人々が、関心、適性等に応じてトレイルランニングに参画することができる環境を整備することを基本的な考えとして、障がい者トレイルランニングの推進を図っています。
健常者と障がい者が一体となったトレイルランニングを実施するために必要な各種マニュアルの作成、用具等の開発等の実践研究と、障がい者のトレイルランニング環境の実態把握の調査研究を通じて、健常者と障がい者が一緒に楽しめるトレイルランニング活動を推進します。
又、トレイルランニングに参加する上で、単独での参加が困難な障がい者が参加できるようにする様に基盤の整備も進めます。

以上を目的として、障害者用ルールを定めます。

障がい者用ルール(PDF)

審判員の業務と心得

レースを開催するにあたり、欠かせないのが審判員をはじめとした大会運営委員です。
トレイルランニングの健全な普及発展のため、審判員が持つべき心得をまとめました。

審判員の業務と心得(PDF)