10団体共同提案「#ステイコネクテッド」 ~自然と適切につながるための6つのヒント~

2020年6月17日、一般財団法人日本トレイルランニング協会は一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパンの掲げる「#ステイコネクテッド – 自然と適切につながるための6つのヒント」に賛同し、他団体と共同提案をおこないました。

#ステイコネクテッド – 自然と適切につながるための6つのヒント

一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパンと共同発信

これは健全な野外活動、アウトドアスポーツを推進している団体、ビジネスが共同し、新型コロナウイルス感染症が発生している間、さらにはウィズコロナの時代においても、心身の健康と安全を最優先に、人々が野外活動、アウトドアスポーツを通じて、家族、 他人、地域社会、そして自然と適切なつながりを保ち続けることを奨励することを目的に、その基本となる行動ガイドラインとして「#ステイコネクテッド – 自然と適切につながるための6つのヒント」を策定、共同提案するものです。

ハッシュタグ#ステイコネクテッド を拡散させましょう。

〜行く前に〜 BEFORE YOU GO

出発前に現地の状況を調べよう

KNOW BEFORE YOU GO 現地の最新情報を確認しよう。救急医療機関などが切迫している可能性もあります。閉鎖 中の登山道やフィールドには行かないこと。混雑が予想される場合は、柔軟にプランを変 更しよう。

事前にしっかり計画しよう

PLAN AHEAD 商店や施設の閉鎖を考慮し、食料や装備は事前に準備しよう。消毒用アルコールやフェイ スカバーは必携です。多数の人が集まる場に行くときは、感染防止対策がとられているか 確認しよう。

身近なフィールドで過ごそう

STAY CLOSE TO HOME 感染を他所に広めてしまう可能性もあるので、遠出は慎重に。生活を共にしている家族 や、特定のパートナーとの行動を基本とし、できるだけ身近な自然を楽しもう。

〜行ってから〜 WHEN ONCE OUTSIDE

フィジカル・ディスタンスを実践しよう

PRACTICE PHYSICAL DISTANCING 家を出たら、他者との身体的距離を確保し、いつでも鼻と口をマスクやフェイスカバーで 覆うことができる準備をし、どこでも手指の消毒ができる用意をしておこう。

安全第一で行動しよう

PLAY IT SAFE ケガや事故防止のため、普段よりゆっくり行動し、挑戦的な行動は慎み、リスクの少ない 行程やルートを選ぼう。少しでも体調が悪いと感じたら活動は中止しよう。

自然にダメージを残さないこと

LEAVE NO TRACE 山や海、川などの自然に配慮し、フィールドを管理するスタッフや地域社会に敬意を払お う。持ち込んだものはすべて持ち帰り、ごみやダメージは残さないこと。

https://outdoorconservation.jp/news/1579

運営ガイドラインの発表について

一般財団法人日本トレイルランニング協会は、緊急事態宣言が全国的に解除されたことから、国内の大会や講習会などのイベント主催に対してガイドラインを発表する準備を進めています。

はじめに

緊急事態宣言新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は国内だけでなく世界中でも、終息には至っておらず引き続き慎重な対応が求められています。

感染の拡がりとと共に始まった自粛期間はだいぶ長くなりました。ここまで辿り着くまでの、皆様の模範的な活動に感謝いたします。

これからトレイルランニング をはじめとするスポーツイベントの主催者は、イベントの大小に関わらず感染防止の為に可能な対策を実施し、参加者が遵守すべき事項を提示するなどしながら実施するよう求められます。

本協会では、今まで以上に行政や地域との信頼関係を築きながら、スポーツイベントを開催しても安全であると判断できる指針を伝えていく必要があることからも、ガイドラインを発表する予定です。

東京マラソンの中止から始まり、リアルな体験を共有するトレイルランニングやマラソンなどの大会は、既に社会からは高リスクの場所とみなされてしまったと言っても過言ではないと思います。

これからについて

これからは主催者、実行委員会、選手、そして地域の方々にとってより安全な方法で、この競技を実施する方法を検討する必要があります。

私たちは厚生労働省やスポーツ庁、地方自治体などからの推奨事項に従っていきます。選手やスタッフの健康と安全を最優先に考え、主催者は開催地域や環境に応じた柔軟な対応をしながらも感染を防ぐための予防策を講じ、感染のリスクを最小限に抑えるための措置をとる必要があります。

またイベントに参加している間に選手や参加者が治療を必要とする場合に備え、救護体制や医療施設との連携についても十分な検討と相互の感染のリスクを最小限に抑える措置を講じる必要があります。

もちろん参加される方も、体調がすぐれない場合は参加することを慎重に判断することが求められます。

これからは皆さんと共に創造力を発揮し、トレイルランナー全体で新しい環境に適応して、皆さんとこれからも永続的にアウトドア アクティビティを楽しみ、笑顔に満ちた世界を一緒に作っていきましょう。

ガイドラインについては近日中に発表させていただく予定です。