World Mountain & Trail Running Championships 2021(マウンテンランニング&トレイルランニング世界選手権2021)延期について

8月13日、『WA(世界陸連)、ITRA(国際トレイルランニング協会)、WMRA(世界マウンテンランニング協会)、IAU(国際ウルトラランナーズ協会)』の4団体は、2021年の11月に予定されていた「World Mountain & Trail Running Championships 2021(マウンテンランニング&トレイルランニング世界選手権2021)」の延期を発表した。開催国で新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受けていることに対応したことによるものです。

世界世界選手権は、2021年11月11日から14日にタイのチェンマイで開催される予定だったが、現在の不確実な状況を考慮して延期とする決定がされました。

大会は気候条件が類似している2022年2月10日から13日に延期される予定です。ただし今後数か月のCOVID-19の感染状況の分析を続け、2022年2月も実行不可能であると判断される場合は、2022年11月に再延期されます。

なお2022年11月までの再延期は、2021年10月末まで決定されます。

すでに発表している日本代表選手は2022年2月または11月に開催の場合でも変更はありません。

World Mountain & Trail Running Championships 2021(トレイル&マウンテンランニング世界選手権2021)日本代表選手について

平素より日本陸上競技連盟、日本トレイルランニング協会の諸事業にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 本年11月12日~14日にタイ・チェンマイで開催されます「World Mountain & Trail Running Championships 2021(トレイル&マウンテンランニング世界選手権2021)」の日本代表選手を下記の通り決定しました。

 トレイル&マウンテンランニング世界選手権は1985年から毎年開催されていますが、今回が2年ぶりの開催となります。

トレイル&マウンテンランニングは、陸上競技の国際統括団体であるワールドアスレティックス(WA)により2015年から陸上競技のカテゴリーの一つとして迎えられました。日本では2020年に日本陸上競技連盟と日本トレイルランニング協会がパートナーシップを結びました。世界選手権では今回、初めて両団体により代表選手を選考し、日本陸上競技連盟が派遣します。日本代表チームへの応援をよろしくお願い致します。

【女子】<代表> (3名、吉住友里は2種目の代表)

種目氏名フリガナ所属生年月日
ヴァーチカルアップヒルレース
及びクラシックアップ&ダウン
吉住 友里ヨシズミ ユリ山梨富士山の銘水1986/07/01
ショートトレイルレース髙村 貴子タカムラ タカコ長野国立病院機構小諸高原病院1993/01/22
ロングトレイルレース秋山穂乃果アキヤマ ホノカ長野長野県警察1993/09/29

【男子】<代表> (7名、宮原徹は2種目の代表)

種目氏名フリガナ所属生年月日
ヴァーチカルアップヒルレース近江竜之介オウミ リュウノスケ京都TEAM SKY KYOTO  合同会社2001/09/01
ヴァーチカルアップヒルレース
及びクラシックアップ&ダウン
宮原  徹ミヤハラ トオル静岡滝ヶ原自衛隊1982/12/25
クラシックアップ&ダウン吉野 大和ヨシノ ヤマト群馬日本郵政グループ1995/02/23
ショートトレイルレース上田 瑠偉ウエダ ルイ埼玉Mountain Frontier1993/10/03
ロングトレイルレース川崎 雄哉カワサキ ユウヤ静岡滝ヶ原自衛隊1984/11/05
ロングトレイルレース西村 広和ニシムラ ヒロカズ滋賀patagonia1982/02/06
ロングトレイルレース須賀  暁スガ サトル宮城Columbia Montrail1988/05/08

<補欠> (1名)

種目氏名フリガナ所属生年月日
ロングトレイルレース横内 佑太朗ヨコウチ ユウタロウ神奈川ASICS1996/02/06

*ロングトレイルレースは1カ国3人の総合成績で争う団体戦にも出場します。ファイナルエントリー期日(今後発表)の7日前、または本年9月30日のいずれか早い日までに、代表が故障等により出場できないことが確定した場合、補欠と交代する可能性があります。

【選考経過】

日本代表選手の選考要項は2020年4月に日本トレイルランニング協会から発表していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、当初予定していた代表選考競技会10レースのうち8レースが中止となりました。2021年に新たに5レースを代表選考競技会に指定しましたが、感染状況の再度悪化に伴い4レースが中止となりました。そのため、選考要項に則った選考が困難となりました。

日本陸上競技連盟と日本トレイルランニング協会で構成する代表選考委員会はこのような状況を考慮し、開催された代表選考競技会3レース(ヴァーチカルアップヒルレース、クラシックアップ&ダウン、ロングトレイルレース 各1レース)の結果に加え、2021年5月時点の国際トレイルランニング協会(ITRA)パフォーマンス・インデックス、2019年以降の国内外の競技会の成績も参考にして、世界選手権で入賞が狙える競技力を有すると判断した10名(男子7名、女子3名)を代表に選出しました。また、選考要項では世界選手権の出場種目を1人1種目としていましたが、競技日程、本人の競技力や意思を踏まえ、男子の宮原、女子の吉住が2種目に出場することを承認しました。

【大会日程、各レースの距離と高度】

11月12日 ショートトレイルレース

(距離35~45km ITRAファクター 45~74Km-effort:最低登り1500m)

ヴァーチカル アップヒルレース(距離3~6km 累積獲得標高1000m)

11月13日 ロングトレイルレース

(距離75~85km  ITRAファクター 115~154Km-effort)

11月14日 クラシックアップ&ダウン(距離10~12km 累積獲得標高500~700m)

*ITRAファクター(Km-effort) = 総距離(km)+累積獲得標高(m)/100

【派遣可否の判断】

 大会が開催される本年11月時点の世界における新型コロナウイルス感染症の状況により、派遣を見送る可能性があります。

【参考】

・トレイル&マウンテンランニング世界選手権2021 代表選考要項など

https://www.jaaf.or.jp/news/article/14915/

<本件に関するお問合せ先>

公益財団法人日本陸上競技連盟 担当:石井/吉澤