トレランJAPANの理念について
私たち、一般財団法人日本トレイルランニング協会(呼称:トレランJAPAN)は、トレイルランニングやマウンテンランニングなどの山岳スポーツに関わる全ての人々に、その強い価値、多様性、人々の安全性、ランナーの健康を促進するとともに、このスポーツトの発展とこの競技への関心を高めるとともに、国内及び国際機関との連携を確保していきます。
目的
トレランJAPANNは、 主に次のようなことを目的とし、その目的を達成するための事業を行う。
トレイルランニングやこれに類する競技について国内を統轄する団体であり、国内選手権などの国内競技大会をコーディネートし、時にはそれらを主催・運営し、国際大会への代表選手を選出・派遣したり、競技の国内ルールを定めたり、このスポーツを通しての相互理解や交流、親交を深めたりすることを目的としている。
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する普及振興事業
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する講習会、研究会、講演会等の開催
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する競技会の開催及び運営
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する審判員及び指導者の養成に関する資格認定カリキュラムの作成事業
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する関係団体との連絡調整事業
- トレイルランニングやこれに類する競技等に関する機関紙及び刊行物の発行
- トレイルランニングやこれに類する競技等に係わる自然保護活動
- これらに掲げる事業に附帯又は関連する事業
2019年からトレイルランニング世界選手権への選手派遣をJUA(日本ウルトラランナーズ協会)から引継ぎ、 2020年より公益財団法人日本陸上競技連盟のテクニカルパートナーとなり、国際大会への選手派遣などをおこなっている。
評議員・役員・顧問
協会概要
トレイルランニング競技の発展と新たな挑戦
2000年代に入り、日本のトレイルランニング競技は目覚ましい発展を遂げました。自然の中を駆け抜ける爽快感と、自己の限界に挑戦する醍醐味が多くのランナーの心を掴み、競技人口は急速に増加しました。しかし、この急激な成長に伴い、新たな課題も浮き彫りになってきました。
中央競技団体の不在により、用語や規則の統一性が欠如し、大会運営や競技者の間に混乱が生じていました。また、競技の更なる発展のためには、大会開催に向けた共通フォーマットの整備、運営役員や審判の育成、事故防止の啓発、そして世界で活躍する選手のサポート体制の確立が急務となっていました。
これらの課題に対応し、トレイルランニング競技の健全な発展を推進するため、2016年、一般財団法人日本トレイルランニング協会が設立されました。設立にあたっては、公益財団法人日本山岳スポーツクライミング協会の競技部をはじめ、各山岳スポーツ団体から多大な協力と賛同を得ることができました。
初代会長に就任した杉本憲昭氏のリーダーシップのもと、当協会は競技の世界基準の標準化を目指し、安全性の向上、人材育成、そして国際舞台での日本選手の活躍支援など、多岐にわたる活動を展開しています。
私たちは、トレイルランニングやマウンテンランニングなどの山岳スポーツがもたらす喜びと挑戦の精神を大切にしながら、競技のさらなる発展と、競技者、主催者双方の利便性向上を目指しています。自然との共生を重視しつつ、安全で魅力的な競技環境の整備に尽力し、日本のトレイルランニング文化を世界に発信していく所存です。
皆様のご支援とご協力を賜りながら、山々を舞台にした素晴らしいスポーツの未来を切り開いていきたいと考えています。今後とも、一般財団法人日本トレイルランニング協会の活動にご注目ください。