夏山シーズンを迎えるにあたり、スポーツ庁より「夏山登山の事故防止について(通知)」が全国の自治体、教育機関、登山関連団体等に向けて発出されました。
この通知では、不適切な天候判断、不十分な装備、無理な登山計画などが遭難事故の主な原因として指摘されています。また、火山地域における噴気・火山ガスへの警戒や、事前の情報収集の重要性も強調されています。
日本トレイルランニング協会では、この通知の趣旨をふまえ、トレイルランニングにおいても登山と同様に「安全最優先」の意識を持ち、事前の準備と危機管理を徹底することを強く呼びかけます。
事故を未然に防ぎ、安全で豊かな山の時間を楽しむためにも、下記の「安全登山のために特に注意したいポイント」とあわせて、通知内容を是非ご確認ください。

安全登山のために特に注意したいポイント
ポイント | 内容 |
---|---|
登山地図アプリの活用 | スマートフォンで現在地を確認。紙地図も併用し、予備バッテリーも携行。 |
入念な登山計画 | 山域・天候・火山情報を事前に確認。装備やエスケープルートも準備。 |
余裕ある行動計画 | 無理のない行程・ペースで登山を。定期的な休憩を取りましょう。 |
水分補給の目安 | 体重×行動時間×5mlを目安に水分をこまめに補給。 |
常備薬の持参 | 高所や疲労による体調不良に備えて、必要な薬は必ず持参。 |
ヘルメット着用 | 転落・滑落・落石に備えて、危険地帯ではヘルメットを着用。 |
通知文の全文は以下のPDFからご確認いただけます。
▶︎ 夏山登山の事故防止について(スポーツ庁 7ス庁第788号/令和7年7月2日)PDF
